夏休みの過ごし方  2004,8,3
早いものでもう8月に入りましたね。みなさん、夏バテは大丈夫ですか?

私は7月末に大学のサマークラスを取り終え、あとはそのクラスをパスしたかどうかの結果待ちといった具合です。まっ結果はともかく?8月末から始まるFall Semester までの約4週間は宿題や課題に追われることなく、有意義に歌の練習と“バイト”に励めます!

そうなんです。夏ですしね、今のうちに稼いでおかないと!っということで、先月からバイトを始めました。しかも二つ同時に。
(あっコレ、公共の場に載せてしまっていいのかな・・?学生ビザでは働くのは違法だけど・・。)
↑ っと一瞬思いましたが、まっいっか! NYはillegal(不法な)労働者で成り立っていると言っても過言ではないのだから。レストラン等での労働者の約6割がillegal な人達だそうです。

ひとつ目は、Sushi Restaurant 。もう1つはベーカリーのある、Deli(日本のコンビニの様な店)で働いています。
音楽とは全然関係ないですが・・(涙)。

そのスシ・レストラン、場所がグリニッジ・ヴィレッジにある為か(Jazz clubの Village Vanguard の目と鼻の先)、日本人客ゼロ!!の店なんです。お客さんはほぼ白人の人たちですね。
友人から、NYでのスシ・レストランで働くのは大変だよ。と聞いていたので、少しは覚悟は出来ていたはずだったのですが、いざ働くとその大変さに驚かされました。

まず、勿論魚の名前を全て英語で覚える事と、スシバーに通すメニューと、キッチンに通すメニューがあるということです。また、それをオーダーする順番を自分で管理せねばならず、かなり頭を使います。。
でも特に大変なのが、お客さんの中で、魚の種類を頑張って日本語名で注文される方がいらっしゃるのですが、英語訛りの発音なので聞き取りにくい!
例えば、”Maguro”(マグロ)と、“Mackerel”(サバ)を日本語でマグロと言ったのか、英語でサバと言ったのかを聞き分けるのが難しい・・みたいな感じです。

店には悪いですが、しょっちゅう間違えてます・・(謝)。


夏休みの8月は、せっせと働き、練習し、フリーコンサートに出掛けetc...といった具合に過ごす予定です。
念願の!! 2004,8,9
ここ数日、こちらNYは春の様に涼しい日が続いていたのですが、そろそろ今日辺りから本来の”夏真っ盛り”な陽気に戻りそうです。 部屋のクーラーの頻度は低いですね。こういう気候は珍しいみたいですが。お陰で電気代を気にしなくて済む・済む(嬉)。。

今日は、夏休みに入りまず第一弾として行ったフリー・コンサートについて、です。

いやぁ〜もうこの日をもうどれ位待ち望んだ事か・・・。
そうなんです!ここ数年私の最も好きな歌手が、NYのHudson River Festival に出演するという情報を入手し行って来ました! その歌手の名は、Tierney Sutton といいます。
彼女はLAに住んでいて、西海岸で主に活動しているので、NYに来る事は稀なのです。

彼女の事は数年前、友達のピアニストに彼女のアルバムを教えてもらい知ったのですが、その選曲センスの良さ・音程の確実さ・発音の明確さ・リズム感・アレンジ力etc... もう例を挙げればキリがないのですが、何しろ、最近活躍しているジャズシンガーの中で秀でているものがありました。 それ以来、彼女のアルバムを全て購入しては何度も何度も聴いていたのですが、やっぱりCDだけでは物足りない!
・・ということで、昨年LAに行ったものの、たまたまその時彼女はツアーに出掛けていて、結局会えなかったり・・となかなか生で聴く機会に恵まれなかったのです。

いやぁ〜、生のライブ、素晴らしかったですよっ!ホント!!何がって!?
まず、音が全く違いました。
というのも、彼女のバンドはこのフェスティバルでトリを務めていたのですが、その前のバンドのシンガーと同じ音響設定だったのにも関わらず、彼女の声の通る事・通る事(前のシンガーは男性ということもあってか、声が前に響いていなかった。別にそれば悪い事では全然ないのですがね)。
CDを聴いてもらえば一目瞭然なんですが、Tierney Sutton は決して力まず、とてもナチュラルに歌っています。それなのに、とてもマイクによく乗る声をしているのです。これはきっと積み重ねたヴォイストレーニングの成果だと疑う余地はありません。

それに、ピアノの音もその前のバンドの時と全く違いました。
彼女のバンドのピアニストは、Christian Jacob といって、これまた素晴らしいミュージシャンなんですが、彼はどちらかというと”ごり押しプレイ”はしないタイプで、そのサウンドはとてもエレガントで、センスがあります。
彼がピアノを弾いた途端、ステージ上の楽器&PAのセッティングは全く変わっていないはずだったのに、
「ワンランク上のピアノに変えた??」と思わせるほど、ピアノのサウンドが変わったのに驚かされました。

肝心の演奏ですが、今回はTierney Sutton のNew album(フランク・シナトラ集なのですが、彼女のバンドの斬新なアレンジで歌っています) からの選曲が殆どでしたが、それに収録されていない曲も演奏してくれました。

彼女がMCで、「私達の”Spirit”を感じ取ってもらえれば幸せだわ。」と言っていましたが本当にその通りで、
CDで聴いても感じることも出来ますがはやり生で聴いて一番驚いたのが、そのステージでの彼達の奏でる音の
”Spirit”の強かったことですね。
言葉で表現するのは難しいですが、彼ら独自のサウンドがあって、それはそれはとても神聖なものでした。
JAZZという域を越えての芸術でしたね。どこか、クラシックを聴いているかの様な所もありました。

とにかく、念願叶ってTierney Sutton BAND を生で聴く事が出来て、めちゃくちゃ嬉しかったです。
しかも、タダだったし!?(笑)

その Spirit を感じれたステージ模様はこちら →
Olympic!! 2004,8,16
オリンピック、始まりましたね。
私は今年、初めて日本を離れてオリンピックをTVで観ています。
勿論アメリカ勢がメインで放送されていますが、昨日はもう"Japan,Japan!","Kousuke Kitajima!!"を何度TVで耳にしたことか。
アメリカの期待の星・ハンセン選手を引き離しての、堂々たる北島選手の泳ぎ、素晴らしかったですね。
北島選手のように、私も我を忘れ叫んでしまいましたよ(笑)。
ニュースキャスターが、「これがWinnerの雄たけびだぁ〜〜!!」っと何度も言っていたのには笑わされました。

でも、まだこちらで柔道を観てないんですよねぇ〜・・・。
今さっき、インターネット・ニュースでヤワラちゃんと野村選手が金メダルを獲ったとは知りましたが。
ヤワラちゃんは、足の故障で心配されていたのにも関わらず、そんなものを振り払っての優勝、いやぁ〜結婚式の時の柔らかな印象とはまた違い、彼女の”ど根性”にはほとほと感心しますね。

オリンピックを観る度に、「私も頑張らねばっ!!」と思い、いいスパイスを与えてくれます。

「頑張れ、ニッポン!!」
River to river Festival 2004,8,19
8月の間はたくさんフリーコンサートに出掛けるぞ!と意気込んでいたものの、それがなかなかバタバタとしていて行けていないのが現状。。
そんな中、先日マンハッタンの Pace University で行われていた、クラシックのフリーコンサートに行って来ました。

Daniel Gaisford (Cello), Jose Feghali (Piano) のDuo という編成。

プログラムはドビュッシーから・・と書かれていたので、古典的なクラシック演奏なのかと思いきや、彼達の選曲はものすごくコンテンポラリーなものでした。
取りあえず驚いたのが、そのテクニックの凄さですね。クラシックの醍醐味の1つに、そのテクニックにもあると思いますね。

しかし、「これってアメリカ的〜!」と思わされたのが、演奏途中でいきなりチェロリストが中断し、ピアニストに向かって、何か伝えていたんです。曲を演奏する上で、食い違いがあったよでした。
初めは「ただ単に練習不足なんとちゃうの??」って思ってしまったのですが、そうではなく、より納得のいく演奏になる為に、途中で話をしていたみたいです。

それから、チェロリストの弦が演奏途中で切れてしまったので、演奏を中断しなければいけなくなった時、
彼が ”Oops!!”(”あらまっ”って感じで。)と冗談で観客に言ったのには、みんな笑わされました。日本じゃちょっと考えられないですよね。

アンコールも終わり、これで終了〜なのかと思いきやそうではなく、その後は観客と演奏者とのディスカッションの時間となりました。
今さっきまでステージ上で演奏していたプレイヤーに何でも質問をしてもいいという稀な企画。
観客1:「途中で演奏を中断し、ピアニストに何を伝えていたのですか?」
観客2:「譜面を見ていらっしゃらなかったけど、どれ位の期間でおぼえるのですか?」
 チェロリスト:「短い編成の曲なら、2,3日ですね。」
観客3:「弦が切れたとき、とても早く代えられましたね。」
 チェロリスト:「実はあの時、4階上まで弦を取りに行ってたんです。走りましたよ〜(笑)。」

といったとてもラフな感じでディスカッションは進められました。
こういうシステムは、観客にとってより一層演奏を、プレイヤーを身近に感じる事の出来る、素晴らしい企画だと思いますね。

その時の模様→
 真ん中がピアニスト、向かって右側がチェロリスト。
Harlem について 2004,8,26
相変わらず、日本人選手が活躍するオリンピックの映像、観れてません・・(涙)。
確かにアメリカだから、その国の選手が活躍する場面ばかりを取り上げるのは当たり前の事だとは思うのですが。
こちらで唯一観れる日本のTVでも、フジ・グループの番組なのでNHKがオリンピックの映像を撮っている為か、著作権問題があるらしく動画は映せないようになっているのです。。
史上最多のメダルを獲得している日本人選手の活躍振りを、TVでゆっくり観たいなぁ〜〜〜、っと常々考えているこの頃の私であります。


さて、私がここ半年NYで住んでいる所は、マンハッタンのハーレムです。
えっ!?危ないんじゃないかって!?!?
確かに安全な場所だとは決して言えません。が、今の所、大きなトラブルもなく過ごしています。

この間、知り合った人に「ハーレムに住んでいる」と言ったら、めちゃくちゃビックリされました。
何でも、彼はNYに生まれ育って約50年、その間一度もハーレムへ行ったことがないそうです。
「どうしてそんな危険なところにわざわざ君が住んでいるんだい???」とまで言われました。

それから数日後、バス待ちをしていた時に話をした女性にも、ハーレムに住んでいると言ったら、また同じ様に言われました。彼女もNYで生まれ育って約30年一度もハーレムの地に足を下ろしたことがないそうです。

そりゃ〜確かに、私がこっちに引っ越す前に住んでいた閑静な住宅地 Upper West sideや、Upper Eastに比べると、いや、比較にならない位クリーンではないし、洒落たカフェなんて1つも無いし、とにかく黒人の人達はチキンを食べるのが好きなので、ハーレムの香りは”チキン”だし(笑)、道でしょっちゅう誰かが大声で喧嘩してたりするし、そりゃ〜怪しい奴もたくさんいるしetc...といった具合ですが、上の彼ら(白人)が言うほど、犯罪が多発している訳では全くありません。
人々はフレンドリーだし、Midtown に比べると物価は安いし、人目を気にせずダッサイ格好で外に出歩けるし(笑)。
意外と快適に?過ごせます。

まだまだ”ハーレム・食わず嫌い”があると思いますね。
磯野先生コンサート! 2004,9,4
いよいよ新学期が先週から始まり、いたるところで”Go back to school”という文字を目にします。
今回のセメスターは私の授業登録ミスで、一般教養のクラスを全く取ることが出来ず、音楽のみのクラスを取る羽目になってしまいました。まぁ音楽の勉強に専念できるのはいい事なんですが、コアのコースを上手い具合に取れないと、卒業が延びる・・というリスクがあるのです。。
来セメスターから、数学や哲学といったクラスを詰めて取っていきます。ギャ、何だか考えるだけでブルーになるような科目だわ・・(涙)。

そんな中、今回から取っていかなければならないクラスの1つに、Chorus というクラスがあるのですが、そこで教えている教授がかんなりキャラの強い黒人の人で、コーラスを通して様々な事を教えてくれるのです。
この間のクラスでは、ドレミの音階の手話や(なんなのあったのね!)、歌を歌う時の英語の母音・子音の発音の仕方等を学びました。
がその中で、コレはっ!っと思わされたのが、その発音をする時に、口の形に注意し、唇の筋肉を使え!という事です。

実はこれは私が日本でここ4年程師事しているヴォイストレーナーの磯野久仁子先生の教えと同じなんです!
そのこちらの先生曰く、英語を曖昧に発音して歌ってはいけない。特に歌い終わりの節の際には細心の注意を払って歌うべきだということです。
これって簡単そうで、実はすごく難しいことなのです。この際に必要となるのが、上にも書いたように、唇の筋肉を使うということ。

日本語を話す私達は、発音する際に唇を使う事は殆どありません。が、特に英語圏の人たちは息を使い、それに乗せて声を出し、さらに唇や顔の前方の筋肉を使って発声します。
英語のネイティブ・スピーカー達の声がよく響くのは、この為であると思われます。

話がそれましたが、そのChorus クラスを取ったときに何故驚いたかと言うと、こちらの先生ですら、こういう事を教える人はごく僅かなのに、同じ事を日本で日本人向けに思考を練って教えられている磯野先生の偉大さに、また気付かされたからです。

その磯野先生のリサイタルが9月の末に大阪で行われます。
今回はアメリカの現代音楽のみといういかにも磯野先生らしい、他ではなかなかお目に掛かれないプログラムです。
お時間のある方は、是非足を運んでみて下さいねっ♪

>磯野先生 帰国した際には、またコンサートのお話、聞かせてくださいね!応援しています!!

↓ その磯野久仁子先生のコンサート・インフォメーションはこちら 
http://theartofsinging.fc2web.com/kuniko.html
September 11th. 2004,9,11
最近、TVを付けては必ずといっていいほど、どのニュースでも取り上げているのは、3年前の今日のこの日についてです。

私がNYに住み始めたのは、約1年前のことだし、3年前の出来事については、TVで観ていたのみでした。
でもまだあの映像が目に焼き付いていますね。何か、ゴジラか何かの映画を観ているかのように、とても現実で起っているとは信じがたい映像に、釘付けになってしまったのを覚えています。

当時、ハーレムに住んでいた友達が言っていたのには、同じマンハッタンで起った出来事ではあったけど、ハーレムの人達はダウンタウンであった大惨事の事については知ってはいたものの、何事も無かったかのように普段と変わりなく生活をしていたそうです。

その後、飛行機はマンハッタン上空を飛んではいけない、という条例が出されたらしいのですが、いやいやなんのその、ハーレムはマンハッタンに含まれてはいないのか!?、平気で飛行機は私のいる上空を飛んでいます。
昨夜も飛行機の大きな騒音に驚き、なかなか眠れませんでしたね・・。日にちも日にちですし。。


話は変わって、8月末から9月2日までマンハッタンの34丁目にあるMadison Square Gardenで共和党のコンベンションが行われました。その時期にテロが行われる可能性があり、いたるところで厳戒態勢がしかれていました。
丁度その頃、いつもの様にデリで働いていたのですが、何だか突然救急車や消防車やパトカーが20台以上目の前のビルに止まりだし、デリの前の様子がいっぺんに変わりました。
私が働いているデリの近くは、一番テロリストが標的としている地域でなんです。(ミッドタウンの55丁目、3rd Ave.。Citi groupの本社等があります)

その時、一体何があったのかというと、誰かがそのビルの中に入っている郵便局に爆弾を仕掛けたそうです。それが爆破したかどうかは定かではなかったのですが、急いで家に帰りニュースを観ても、そんな事は全く取り上げられていませんでした。
あの出来事も混乱を避けるため、ニュースにはしなかったのだろうと思われます。。。
 →
その時期に取った写真。エンパイヤ・ステイト・ビル。 34th St.&Broadway Ave. から


現在この日記を書いているのは、夕方の6時過ぎ。今の所は何のテロもなく、September 11th をあともう少しで終えようとしています。
アカペラ・ギグ 2004,9,23
先学期から大学でアカペラ・グループに参加しています。
グループ名は、Las Sirenas といいます。
(3月の日記にこのグループのコンサートの模様を載せてあります。)

このグループを率いているのは、同じ学生でもあるフィンランド人のRiikkaという女性なんですが、彼女はNYに来る前、フィンランドで有名なコーラスやアカペラのメンバーであったことから、沢山コンサートでやった譜面等を持っているので、そこから選りすぐりの曲を私達に持ってきてくれます。

曲は、教会音楽もあれば、超モダンなものもあり(歌詞がなく、それぞれが奇声を発する様なものや、口でリズムを作るようなものect..)バラエティーに富んでいて非常に面白いのですが、言葉は英語ではなく、勿論フィンランド語なので音が取れても、歌詞を付けて歌うまでに非常に時間が掛かります・・。
またメンバーにスパニッシュの学生や、日本人が数名いるため、スペイン語の曲や日本の曲を独特のアレンジで歌ったりしています。

今学期も早速新しい曲を習得中なのですが、今練習に熱が入っています。というのも、今週の日曜日にダウンタウンにある、フィンランドchurch でのギグが決まったからです。
教会でこのメンバーでのギグは初めてなので、今からとても楽しみです。

コンサートのお知らせはこちら↓

〜〜〜 Las Sirenas concert 〜〜〜

September 26th on Sunday
Start 11:00a.m〜
at the St.John's Lutheran Gongregation Church
 (at 83 Christopher Street)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
どこへいった?"Made in Japan" 2004,9,29
先日のLas Sirenas の教会ギグを無事終え、これからは11月にマンハッタンのRoosevelt Hotel で行われるギグへ向けて、練習を重ねていく予定です。

先週、うかつにも風邪を引いてしまいました・・。
しかも喉が以上に腫れて、喋れない時もあったし・・(涙)。
普段あまり風邪を引かない性質なだけに、かなり辛かったです。グスン。。
今日、学校で同じく風邪を引いている日本人の友人と「バカは風邪引かないっていうのにねぇ〜〜!?。」と話してました。あれっそれっていうのは・・・。

いやはや、季節の変わり目ですので、みなさんも風邪には十分気を付けてお過ごしくださいね。


話は変わり、ついこの間友人と話をしていたら、
「何故最近"Made in Japan" 製品を見掛けなくなってるの?今までは電化製品は殆ど日本製だったのに。もう今では SONY ですら"Made in China" だよ。」
と聞いてきました。
私は、「近頃は、日本のモノであっても中国等で生産した方がコストを削減出来るからだよ。日本企業はそういう理由で海外に工場を持っていたりするんだよ。」
と説明すると、今まで不思議に思っていた友人は、ようやく納得したようでした。

また、バングラディシュ人の友人とバングラディシュのスーパーマーケットへ行った時、お祈りをする時に使う、日本で言う数珠の様なモノがあり、よく見ると"Made in Japan" のシール!!
おおっと!こんな所でお目に掛かれるとはっ!!
その友人曰く、バングラディシュではとにかく色んなモノに Made in Japan というシールを付けると、モノが良く売れるそうです。安物の傘や箒にすら付けてるそうですよ(笑)。

PS. Las Sirenas のコーラスのリーダー・Riikka がこんなに可愛いレインシューズを履いていたので、shoot!! これ、よく見るとてんとう虫なんですよ♪ (ちなみにてんとう虫を英語で、Lady bug といいます。う〜ん、キュート。) これを履きたいが為に雨を待ち望んでいた彼女曰く、これは彼女の国でもある、フィンランド製だそうな。
                 その靴がコレ→ 
スーパー・ベーシスト 2004,10,13
あらまぁ〜もう10月に入ってしまったのですね。。早い早い。引いていた風邪がようやく治り、ホッとしたと思いきや、もう学校では風邪の大流行。皆うつしまっくっていますね(笑)。私はもう今年の風邪の免疫が出来たので、もう大丈夫だろうと高をくくっていますが。。 みなさんも気を付けて下さいね。

さて、今日は私の通っている大学、City College の音楽学部の学長(演奏者としての)について。
何を隠そう、我らのhead professorは、ウエイン・ショーターやハービー・ハンコック等と共演している、あのベーシスト、ジョン・パティツッチなんです。
彼は主に大学院生のクラスで教えているので、私のような大学生(under graduate )は直接彼のクラスを取る事はありません。
彼から教わっているギタリストの友人曰く、いつもパティツッチはクラスで「とにかくJazzをする上で大切なのは、リズム!!タイム感だ!!」と声を大にして言っているそうです。彼の演奏を聴くと、なるほどと頷けられますね。

そのパティツッチ、WORLDツアーで飛び回っていると思いきや、いやいやなんのその。
クラスには殆ど穴を開けることなく、professorらしく学校に来ています。
たまに彼の部屋を通り過ぎる時に中から演奏しているのが聴こえてきたりして、学校でいつ一緒に写真を撮ってもらおうか・・とミーハーな私は機会を狙っていたのですが、やっぱり学校では恥ずかしい。。。ということで、先週Blue Noteへ演奏を聴きに行ったついでに、念願の写真をゲットしてきました!! 
→ その時のショット。

ちなみにこの日のメンバーは、Roy Haynes(Dr.),Kenny Garret(A.Sax),Nicholas Payton(Tp.),Dave Kikoshi(Pf.),John Patitucci(Bs.) という豪華な顔ぶれ。ドラマーのロイ・へインズは約80歳だそうですが、全く信じられない程のパワーがあり、ホントに驚かされました。他のミュージシャンも素晴らしかったです。そして勿論パティツッチも。彼のベースのグルーブ感と安定感でバンドを引っ張っていっていたように思われました。
キャ〜“He is so cool!!” ダメだ、、やっぱりミーハーな私(笑)。

演奏後、一緒に行った学校の友人がパティツッチからレッスンを受けているということもあり、パティツッチがステージから降りてきて、隣で親しく友人と話をしているのを聞いていたのですが、ホントに彼、いい人なんです。めちゃくちゃ気さくで。
私が日本人だと分かったらすぐに片言の日本語で話をしてきてその後、「僕の奥さんは半分日本人でね。幸っていう名前なんだ。いい名前だろう。ワイフの親は北海道に住んでいてね、僕は何度も行ったけど、いい所だね。それから子供は2人で両方とも女の子なんだetc…」とかなりプライベートな事まで話をしてくれました。 驚き!!

今週、学校内でクラシックのピアニストとヴォーカルの先生とパティツッチと3人でのクラシック・コンサートがあります。先学期もこの先生達のクラシック・コンサートを聴きに行きましたが、ウッドベースを弾いていたのにまるでチェロを弾いているかのようなクリアなサウンドで響きがあり、弓で弾く音も美しく、ジャズだけではなくクラシックも弾きこなせるスーパーベーシスト・パティツッチ教授でした。
身近な日本 2004,10,20
寒い!めっちゃ寒いです!!
日本もいきなり寒くなったそうですね。
もう周りの人はダウンジャケットを身にまといだしました。。10月半ばだというのに。。。
今年の冬もまた寒くなりそうです。

最近テレビを殆どゆっくりと観る時間がないのですが、ニュースと天気をチェックする為に唯一観るチャンネルが”NY1”といってほぼNYで起った事しか取り上げないようなニュース番組なんです。
その中の国際ニュースコーナーでは、やはりいつもメインはイラク情勢等の中近東のニュースで、それ以外の国の事は殆ど取り上げないのですが、たまに日本の事をニュースにしています。
私がここ数ヶ月間で観た中では、
・夏の大雨の被害状況。奈良の山の斜面が滑り落ちる場面。 キャスターが、「見てください!この土砂崩れ!!」とやけにオーバーリアクション!?だったのが印象的だった。
・福井の原子力発電所の事故について。
・電車の女性専用車両について。
等など、、、。

イラク状況等の緊迫したニュースの次にこういった日本のニュースが取り上げられるので、そのニュースによっては、「えっ何で今これがそんなに大切なの?」と疑問に思ってしまうことがありますね。

そんな中、昨日はメインで取り上げられていたのが、10年前に起った地下鉄サリン事件について。
こちらNYでも地下鉄テロ対策のとして日本の惨事から学ぼうと、東京の地下鉄内のセキュリティーシステム等を取り上げていました。

勿論あんな事は二度と起って欲しくないけど、とにかく私がNYの地下鉄に求めるのは、”エアコンを付けろ!!”という事ですね(笑)。世界の中心都市だというのに、プラットフォームの暖冷房システム無し!なんです。夏場、ホントに辛いんですよ・・・。
セキュリティーを万全にしてくれるのもいいですが、まず乗客のコンディションも考えて欲しいなぁ。。

そんなこんなで、ニュースを観て我が国を身近に感じている今日この頃です。
今年一番の恐怖 2004,10,23
昨日、友人と”学校ばっかで、休養が必要だね、、。” ということで久々にダウンタウンへ繰り出し、映画を観てきました。
英語のタイトルで”The Grudge”。実は会場のシートに着くまで単なるホラー映画かと思っていたのですが(っといっても私にっとっては、一大決心だったんですけどね。)いやいや、初めのタイトルを見るや否や、「ぎゃ〜こりゃエライ所に来てしもた〜〜!!帰りたいー。」と心の中で叫びました。というのが、コレ、日本のホラー映画”呪怨”じゃありませんかっ!!日本語でタイトルが出て気付きました・・。以前、日本人の知り合いが、リングよりも怖い映画、と言っていたのを同時に思いだしました。

ホンマ、めちゃ怖かったですよ・・。っていうか、気持ち悪かった・・・。
近頃の日本ホラー映画は1つの文化現象になっていますが、何であんなに怖いんでしょうか。身に迫る恐怖というか。

しかし、結構大きなシアターで観たんですが、周りのアメリカ人のリアクションに驚かされっぱなしでした。だって、「何でここで笑ってるの?」「何でここで叫んでるの??」と疑問に思う事が多々ありました。

あと、リメイク版なので設定は東京のものの、主人公等はアメリカ人だったので、彼等がたどたどしい日本語を話していると、同じ様にリピートして日本語を練習してる人もいてたりetc...と、観客ウォッチングが映画の恐怖を少し和らげてくれました。
そうそう、俳優の石橋稜さんが刑事役で出演されていて、全て英語のセリフだったんですが、かなりお上手でしたよ。

中でも一番印象的だったのが、さすがはエンターテイメント大国アメリカ、怖い場面があると皆大声で叫んでいたのですが、あまりにも大勢の人達が同時にだったりしていたので、それに皆また可笑しくなったりで、映画鑑賞だったんですが、皆で遊園地のジェットコースターに乗っているかの様な感覚で楽しめました。

えっ、映画はどうだったって!?
それは、聞かないで〜。
ホンマに怖かったんですもん・・・(笑)。

Trick or treat!! 2004,11,3
もう11月、Autumn in New York です。
前回の日記から約2週間が経とうとしているのですね。みなさん、いかがお過ごしですか?
今日は大統領選挙日の日で、ブッシュとケリーさんとのデッドヒートが繰り広げられています。
学校の友達数人が"against BUSH"バッチを付けているのをよく目にしました。

それはさておき、この間の10月31日はHalloweenでした。と同時にサマータイムも終わり、持っている時計全てを1時間繰り下げないというこれまた何とも面倒くさい作業が待っていました(そうそう、体内時計もです)。

ハロウィンといえば、コスチュームにパーティー!!しかし今年の私のハロウィンは何とも悲しいものでした。
実は毎日曜日の朝は大学の教授がオーガナイズしているコーラス隊のメンバーとして、ハーレムの教会へ歌いにいっているのですが、この日もいつもの様に行き、そして今度学校であるコンサートのリハーサルをし、夜家に帰ってきては、次の日のクラスに向け、全く理解出来ずクラスに着いていけていないジャズ理論を勉強するetc...という一日でした。

まぁ音楽漬けの毎日で充実はしてるのですが、やっぱりこういうイヴェントの時はコスチューム着てパーティーに行きたかったなぁ〜〜。
去年のハロウィンでは”木こり”のコスチュームを古着屋で買って、カウボーイハットを被ってパーティーに行ってたんですが、その時、来年は日本から高校生の時の制服を持ってきて着てみようかなぁ〜と、末恐ろしい事を考えていましたね〜(笑)。
っていうか、もう入らないかっ・・・。ハハハッッ(涙)・・・。

そんな訳でハロウィンの夜は、机の前で過ごさねばならなかった、悲しい私でした。

PS. 教会のコーラスのメンバーがこんなに面白い眼鏡を用意していたので、それで写真を撮らせてもらいました。 なんかこの私、ナチュラルじゃありません!?!?
ポルトガル語初挑戦 2004,11,5
今学期は大学で、生徒だけで運営する公式なクラブのオフィサーとして、会計係をしています。
名前を、Friends of Music club といいます。
週1回そのメンバーと会議を開き、音楽学部やイヴェントに関する様々な事を話し合っています。例えば、現在話が進んでいるのが、after - school について。近くの小学生に音楽を教えるというイヴェントであったり、音楽学部以外の生徒に私達がレッスンを行うという事等などについてです。

今日は "Friends of Music concert" といって、私達が企画するコンサートがありました。
思っていた以上に楽しいコンサートとなりました。
そりゃぁ〜生徒達ですから、よそでお金出して聴く様なライブとかとは全然違いますが、何か一生懸命に練習したであろうそのプロセスを垣間見る事が出来たりして、なかなか味わい深いものがありました。

私は、Las Sirenas というアカペラコーラスで♪Hotaru koi(そうです、日本の曲です)と♪Goya pappaといって、私達がシンプルなリズムとメロディーを作り、その場で1人づつ Crazy な即興をしていくというものをしました。

その後、私はバンドでブラジリアン・ミュージックを演奏しました。
実は今回初めて、ポルトガル語でボサノヴァの曲♪Desafinado に挑戦してみました。
以前からボサノヴァは原語のポルトガル語で、、と思ってはいたのですが、やはり歌うとなればきちんとした発音で、またそれを現地の人から教えてもらわないといけない、とも思っていたので、今までは全て英語で歌っていました。
が、幸いにもポルトガルから来た学校の友人がいるので、その子にみっちりとレッスンをしてもらい、今回のコンサートに挑みました。
結果は、"It's all right." ですね。。 やはりまだまだ発音は完璧とはいきませんが、肝心の一つ一つの単語の意味を理解していないので、曖昧にしか曲を伝えられないという問題は残っています。。。 

しかし、英語で歌うのと、ポルトガル語で歌うのとでは、全くリズムやフィーリングが変わってきます。言葉自体にそれぞれの特徴がある為です。
英語でのボサノヴァはより縦ノリというのでしょうか、、より4 beatジャズに近い感じがします。また原語でのボサノヴァは、勿論すごくナチュラルに音や言葉が進んでいくため、全く英語とは違う印象を受けます。
言葉の面白味を感じた今日この頃の私でありました。

  → 今日のコンサートの模様。
Vo.Kaoru, Gt.Peter, Bs.Even, Ds.Rico
思い返すNY生活1年目 アパート編。 2004,12,15
NYに住み始め、1年と数ヶ月が経過しました。
思い返せば、住居が安定するまでに約半年、そしてそれから腰を落ち着かせるまでに約数ヶ月を要しました。
その間、アメリカのハードな大学生活を同時に送らねばならず、また時には生活費を稼ぐ為働かねばならず、1年経ってようやくNYでの生活感を感じ取ることが出来始めたばかりです。

実は初めの半年の間に、引越しを3度も経験しました。
NYはとても物価が高いので、必然的にアパートをルームメイトとシェアーしなければいけません。
ここで、問題が起こるわけです!
NYは”人種のるつぼ”な街なわけですから、様々な国から来た人達と生活を共に送ることも可能となるのですが、勿論そこには国柄による価値観の違いが生じます。

私は初めのアパートでその”洗礼!?”を受けました。
そこに住んでいたアフリカ人と、アメリカ人男性とのいざこざの為です。
この時初めて「消え失せろ”Yellow”!!」と差別的な暴言を吐かれました。
あまり詳しくはここには書けませんが、そこで警察にも世話になることになりましたねぇ〜。
そのトラブルに直面していた時に、NYに住んで長い友人に、”Welcome to New York!!”と言われたのを、今でも忘れられません(笑)。

その次は、アメリカ人のお婆さん所有のアパートの1室に入居したのですが、これまた大変な”ガミガミ婆さん”でして。。
真夜中、婆さんがいきなりドアをノックしてきては、
”You must turn off the lights while you're sleeping!! It's midnight!! The electric fee is gonna be higher!!!”
(眠ってる時は電気を消しなさい!夜中でしょ!!電気代が高くなるわよっ!!!)
っとすんごいけんまくで怒られ、ここまで干渉されてはこの私もだまっちゃいられん!
と思い、
”I'm studying right now!!”っと言い、ドアをバー--ッン!!っと閉めましたっけ。
まっこれはほんの一部の話なんですが。

その後、いきなり家賃を上げるととんでもなくアホな事を言ってきたので、場所はセントラルパーク徒歩1分のアッパーウエストサイドにあり、安い家賃の割には環境的には申し分なかったのですが、即引越しを決意しましたね、あの時は。はっはっは。

それから、苦労して不動産業者とハーレムのアパートの契約を交わし終えた時は、ホントにホッっとしました。これでやっと自分の城が持てると。

現在はそのハーレムのアパートに住んでいます。
家具は日本に引き上げるという日本人の人からmoving sale なるものでたくさん買わせてもらい、また自分で探したルームメイトにも恵まれ、NYに来て長くは掛かりましたが、やっとアメリカ生活で落ち着きを保てているこころです。

めでたし・めでたし。

次回は、思い返すNY生活1年目 英語編。 をお楽しみ下さい。
思い返すNY生活1年目 英語編。 2004,12,22
さて、前回からのシリーズ?思い返した1年目のNY生活英語編をお送りします。
もうこの話になると、一体どこから話し出せばいいのか分からないほど長い年月をかけているものの、それがなかなか満足出来ないままでいます。

こちらの大学留学を決めた時から合格するまでしていたTOEFL というテスト勉強。これは英語圏の国の大学・大学院に留学する人が必ずクリアしなければいけない初めの関門。いやぁ〜ホントこれで何度泣いたことか分からないくらいです(笑)。
トピックは大学内での会話や講義内容、または学生生活に関するエッセイ等です。
私は、このテストに受かってそれなりの点数を獲得したら、すんなり大学に付いていけるものだと高をくくっていたのですが、“そんなの大間違いっ!!”でした。

悲しい思い出@
勿論、講義を聞き取るのはホントに大変ですが、まぁ自分が教授にクラス内で何か聞かれない以外、理解を示すことはあまりありませんが、提出物がある時にそれが顕著に現れます。何故なら教授の言っている事を理解していなければ、そのやり方が分からないからです。
特に初めの学期のクラッシク理論のクラスでは、日本人のクラスメイトが唯一1人いてたのでクラス後、よく彼にお世話になりますた。「これ、どういうこと??」と(笑)。 
しかし、未だに英語のお陰で大きなミスをします。
ある宿題で、問われている問題の英語の意味を理解していなかったので、そこのセクションは0 点という悲しい始末・・・。教授にそのプリントに“I think you didn’t understand at all.” (僕が思うに、君は全く理解していない。)と書かれてしまいました。。。う〜ん、理解はしてるんだけどなぁ〜。

悲しい思い出A
これはねぇ〜毎日心の中で泣いてます!それは、友達同士の会話においてです。
特に昼休み、授業の合間に大学のカフェテリアでクラスメイトとランチをしますが、しょっちゅう私、一人ぼっちになっちゃうんですよ・・・(涙)。

まず、一生懸命にみんなの会話を聞いています。そしてそれに対して自分の意見を考えています。で、もうその間に次の会話に進んじゃってるんですよ〜!!(怒)。そこで、友人達が“Why are you so quiet??”(なんでそんなに黙ってるの?) っとなる訳です。 
NYに住んで数年が経つ日本人の友人が言っていました。「自分のキャラクターを英語で出すのに、最低1年は掛かる。」と。私はまだまだ“おとなしい・Kaoru”で通っているようです。

まぁ例を挙げればきりが無いのでまとめると、経験を通して思うに、その追い込まれた状況にならないと、英語はモノに出来ないということです。
例えば、前回述べたアパートの件でいうと、言われたことに対して腹の虫を収める為にガツン!とモノを言いたい場面であったり、意見しないと生活にも支障をきたす様な状況であったりetc..。
そうしている内に、いつの間にか一つ一つ単語が身になっていく、といった感じでしょうか。

まぁアパートの件と同様、最近やっと地に足が着きかけてきたように思われます。
ホントに英語というものには、時間が掛かりますねぇ。

次回は、思い返すNY生活1年目 音楽編。をお楽しみ下さい。

  →その学校の友人達とクラス後のひと時。(私はピンクの服を着ています。)
思い返すNY生活1年目 音楽編。 2004,12,31
思い返せばあれは私がジャズヴォーカルを習いだした、短大生だった頃。
短大のアメリカ人の先生に「日本人にジャズが歌えるか!」と授業中言われたのがショックだったのと、ジャズヴォーカリストの方に初回のレッスンを受けた後、「プロになりたいの?だったら、NYに行きなさい!出来るだけ早く若いうちに!今すぐにでも!!」と言われたのが、今の私自身に繋がり、または異国の地で生活するという原動力になっています。
またその後、ライブをするようになって、徐々に感じ出したのが、“私は英語の歌詞でアメリカが生んだ文化・ジャズを、普段は英語を話す必要が殆どない日本で歌っている。”という疑問です。何か、どこかにぽっかりと穴が開いていて、どうも日本ではそれを満たせられないかも、、と思い始めたのがきっかけでNYへの留学を決意しました。


「日本人の割りには、歌う時の英語の発音が上手ね。」
とごくごくたまにアメリカ人から言われることがあります。一曲の英語の歌を歌うのに、私は声を出しての歌詞読みに何十回を費やすことになるので、こう言われる事はとっても光栄なことだと思うのですが、よくよく考えてみると、「発音以外はどうなんだ!?」となる訳です。
また、すごく歌唱力がある人でも最後に、「でも、あの人の英語の発音がねぇ〜、、。」とコメントする人も少なくありません。だったら、どうやねん!?!?となり(笑)、結局そこだけにポイントを置かれている気がしていて、腑に落ちないものがありました。が・・

大学のシンガーの為の授業での出来事。
ヨーロッパ人のクラスメイトがある曲を歌った後、
「君のこの部分の発音がなっていない。」と先生であるプロのシンガーから注意を受けたりしていると、
「発音で注意されるのは、日本人だけじゃないんだ。」と気づきました。
また、アメリカ人の友人が歌った後、
「君はとってもハッキリと発音していて、パーフェクトだね。」と先生が言っていたのを聞いたとき、
“シンガーは歌詞を伝えるという唯一の楽器だから、ネイティブな人、またはそうでない人も関係なく、歌う上での美しい発音というのは大切なことなんだ。”ということを改めて感じました。それでも私達は、英語を母国語とする人達の何十倍も訓練をしないといけませんが・・。

そして、ここからが本当のスタート。歌詞をどう消化し、自分のものにするか、です。
まだ私はNYに住みだして約1年なので、まだ偉そうな事などは言えませんが、数ヶ月前に収穫した例を挙げてみます。
ジャズスタンダードで♪I’m in the mood for love というバラードがあります。
丁度この曲を聴いていた頃、トラブルを抱えていた友人を食事に誘ったのですが、
“I’m not in the mood for eating dinner. ”(夕食を食べる気分じゃないんだ。)と断られました。
その時、ハッっと気づいたんですね。
そうか、こういう時にI’m in the mood for〜 が使えるんだと。その後このイディオムは、数少ない私の用語集?に加えられました(笑)。
実際に自分の口でこの英語を言ってみるようになり、それからはもっとこの曲について親しみを覚えるようになりましたね。


え〜また今回も上手くまとめれなくなってしまいそうですが(涙)、このNY生活の初めの1年は、“生活する“という事で必死な訳でしたが、その中から学んだ事を、また先ほどにも述べた、まだ数は少なくとも英語の単語が日本人の私の身体に少しずつ馴染んでいく過程を、ひしひしと感じています。

まだこれからも、私がジャズを歌うときに感じていた、“ポカッっと開いた穴”探し、または“穴埋め?”作業は続きますが、その過程を楽しみ&焦らず、過ごしていこうと思っています。


本年も”東かおるのNY report” を読んでいただき、どうも有難うございました。
これからもこんな感じで更新していきますので、来年もよろしくお願いします☆
皆様、どうぞ良いお年を!       かおる


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